シンセサイザーProphetXをお持ちの方から、体験レッスンの依頼を受けました

まるで漆黒のランボルギーニ ProphetX
まるで漆黒のランボルギーニ ProphetX

ProphetXをお持ちの方がレッスンを受講されました。私の教室では初めてのことです。

このProphetX、先日お亡くなりになったDave Smith氏がこの世に送り出したモンスター級マシンで、その潜在能力は、まさに「X」と名づけられるに相応しい傑作です。 

Dave Smithが製作するマシンは一般的に大変クセが強いため、「扱いにくい」と判断する人が多いという特徴を持ちます。

音楽製作ソフト(DTM, DAW)やElektronなど、複雑な機材は数多く存在しますが、DAWやElektronは人気商品のため、解説動画が多数存在し、知識を得るに困ることはないでしょう。

Prophetにまで手を出す人、しかもProphetシリーズの中でも「X」まで行く人は、かなり「稀」な人であり、日本語を使ったデモンストレーションは↓この一つのみであり、得られる情報も少ない機材です。 

そんな中、どんな事をレッスンするのかということですが、今回の件であれば、上の動画のデモンストレーションを観て、わからない点を箇条書きにして、次回のレッスンで質問していただくということに。

それで基本操作など、最初から解説するよりも効率よく進みます。

特に11:33あたりからは基本的な操作を説明してくれていますので、ここを理解するだけでテンション上がる事間違いありません。

私のレッスンは基本的に、機材の解説に加えて、作曲法や即興での演奏方法について詳しく掘り下げます。生徒本人がどのレベルの知識と技術を持っているかよくよく吟味の上、メニューを組んでいきます。

特に鍛えるのは「耳」および「時間軸」で、耳を鍛えるのは、どの音楽のジャンルのパフォーマンスでも必要であり、時間軸を満んで鍛えるのは、どのタイミングで「音」を出すのかという技術は、音楽のパフォーマンスの中で最も重要です。