マイルス・デイヴィスの映画から

日々いろいろなことから刺激を受けて、曲作り、音作りをしていると絶対に役に立たないように見えるものが意外に役に立ったりします。

 

三島由紀夫の言葉の中にも、

「何も有難がって外国に出かける必要など無い。ちょっと外に出て小石に蹴つまづく事があるだろう。その小石が人生を変えてしまう事すらあるのだ。」

うろ覚えですがそのような事を言っていました。

 

今回は、マイルス・デイヴィスの映画の中の言葉から刺激を受けて作った曲です。

その言葉とは、

「ひとつの音だけで魅了する」

というものです。

「音数を少なくしろ」

というセリフもありました。

 

この言葉だけがきっかけで、作った音楽が以下のものです。

少ない音で、大きくしない音で魅力的に仕上げることに神経を注ぎました。

Buchla200eとOberheim MXの2台を使っています。Oberheim MXはシンセサイザーの名前こそOberheimですが、その中身を制作したのは何故かBuchlaです。

 

つまりこの曲は紛れもなくBuchlaが製作したシンセサイザー「だけ」を使って生み出されたものなのです。